G1 優駿牝馬(オークス)の買い目予想
今回の予想は5月30日に東京競馬場で開催となるG1 東京優駿のものとなります。
日本ダービー、といった方が通りが良いでしょうか。日本競馬のG1レースの中でも最高峰で、3歳馬の頂点を決めるレースです。芝2400メートルで行われるこの一戦はこれまでも数々の名勝負が生まれ、後に歴史に残る名馬たちが活躍して来ました。
昨年に引き続き今年も感染症による社会不安が続く中での開催となりますが、再びの競馬ブームの兆しなど良い兆候もあります。
そんな2021年の東京優駿、日本ダービーについて今回も過去のデータを洗い直して予想していこうと思います。
最近の傾向としては前走が皐月賞で一定以上の活躍を収めた馬の好走が目立ち、やはりまずはこの要素をしっかり押さえるべきでしょう。
人気の傾向を見てみると過去20年程のデータでは1番人気の勝率が圧倒的で、その数値は55%と2番目に高い3番人気の20%を大きく上回っています。連対率、複勝率共に1番人気が最も優秀という事で1番人気の馬を馬券から外す理由は全く無いと言っても良いでしょう。
ただ、配当面で見てみると3連複と3連単の平均値が高い事からも分かる通り、1着は1番人気で堅く決まっても2着3着が荒れるというパターンが頻発している事になります。
昨年のダービーはまさのそのパターンで、1着には1番人気のコントレイル、2着は2番人気のサリオスと順当だったのですが3着に10番人気のヴェルtライゼンデが入ったというものです。
続いては脚質です。全体で見ると圧倒的に成績が良いのは先行馬となります。しかし、後方からの追い込みからの活躍のパターンも多い事から、脚質というよりは根本的な実力が問われるレースと見て良いでしょう。
続いては枠順です。これに関してはかなり極端な差が出ており、勝率、連対率、複勝率の全てにおいて1枠が圧倒的に好成績となっています。2枠と3枠の勝率も高めでかなり極端な内枠有利のデータになっています。
人気馬が内枠に入った時の好走率はもちろん、人気薄の内枠馬の激走で波乱という展開も度々見られており、基本的には内枠中心で予想を組み立てるのが正解と言えそうです。
血統で見てみるとサンデーサイレンス系の馬の活躍が非常に多く、過去十数年で見ると連対した26頭のうち24頭が父か母父にサンデーサイレンス系が入っているというこれまた極端な傾向になっています。
一般的なイメージ通りディープインパクト産駒の活躍も非常に目立ち、ダービーといえばディープインパクト産駒狙いというのは決して悪い手ではなさそうです。
続いては、G1東京優駿の出走表を見てみましょう。
G1 東京優駿の出馬表
こちらがG1 東京優駿の出馬表となっています。
デビュー以来無傷で皐月賞を制したエフフォーリアは1枠1番に入りました。恐らく人気でも1番人気となる可能性が高いエフフォーリアですが、絶好の枠順を確保した事でその人気は揺るがないものになりそうです。
ウオッカ以来14年ぶりとなる牝馬によるダービー制覇への期待が高いサトノレイナスは大外8枠16番に入りました。極端な内枠有利のレースなだけに内枠に入れば期待度は更に高まったと思いますが、これがどういう影響を与えるでしょうか。
皐月賞2着のタイトルホルダーは7枠14番、同3着のステラヴェローチェは6枠11番となりました。
G1 東京優駿の予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて日本ダービーこと今回のG1 東京優駿の予想を考えていきます。
◎エフフォーリア
本命は素直にエフフォーリアとしました。デビューから無敗で皐月賞を制した実績、血統的にも母父系にサンデーサイレンスというのも当然ながら好材料ですがやはりこの大舞台で1枠1番を引き当てたその運も非常に大きなファクターと言えるでしょう。
調教面でも特に不安は無さそうで、エフフォーリアを馬券から外すという選択肢はありません。
○シャフリヤール
対抗はシャフリヤールとしました。G1は初挑戦ですが前走となる毎日杯ではレコード勝ちを収めておりそのポテンシャルは十分。血統的にも活躍の目立つディープインパクト産駒という事で一発もあるかもしれません。
気になる点としては枠順が微妙な所と皐月賞に出走していないという所です。前述の通りダービーで活躍するのは前走が皐月賞で好走したというパターンが非常に多いことから、経験不足が足を引っ張る可能性も。
▲レッドジェネシス
続いて単穴はレッドジェネシスです。デビューから苦戦が続き4戦目で初勝利となったディープインパクト産駒ですが、重賞初挑戦となった京都新聞杯で勝利を収めています。血統は前述の通り好相性なディープインパクト産駒、枠順も1枠に次いで期待度の高い2枠4番と好材料です。
気になる点としては騎手の乗り替わりです。未勝利戦からの付き合いである川田騎手から横山典騎手への乗り替わりが良くも悪くも影響を与えるかもしれません。
△サトノレイナス
続いて連下はサトノレイナスです。ウオッカ以来となる牝馬のダービー制覇の可能性を感じさせる1頭で血統もディープインパクト産駒。デビューからこれまでソダシ以外に破れた事はありません。桜花賞2着というのもウオッカと同様で縁起も良いです。
気になる点としてはやはり枠順です。内枠を引いていればチャンスはあったと思いますが、大外からとなると1着は厳しいかもしれません。
×アドマイヤハダル
穴にはアドマイヤハダルを推します。母父ディープインパクト、前走の皐月賞では3番人気からの4着と決して悪くない結果にも関わらず大外8枠を引いた事から実力の割に人気が上がらない、という可能性もあります。
鞍上もデムーロ騎手という点も好材料です。こういうパターンでのデムーロ騎手の活躍度はなんだか高いような気がします。
以上様々な要素から、2021年のダービーの買い目を決めました。
G1 東京優駿の勝負買い目はこれだ
1着:1・10
2着:1・4・10・16
3着:1・4・5・10・15・16
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