G1 菊花賞の買い目予想
今回の予想は10月24日に阪神競馬場で開催となるG1 菊花賞のものとなります。
ご存知クラシック三冠の一つ、菊花賞です。創設は1938年と非常に歴史が古く、中央競馬の中でも格が高いレースとなっており、「最も強い馬が勝つ」と称されています。
距離も3000メートル、2度の坂越えがある(今年はちょっと事情が違いますが)事からスピード、スタミナ共に高いレベルが要求されます。
本来は京都競馬場で行われる菊花賞ですが、今年は京都競馬場の工事の関係上阪神競馬場で行われます。これは1979年以来2度めの出来事となります。
直近4年の優勝馬はキセキ、フィエールマン、ワールドプレミア、コントレイルと錚々たるメンバーとなっています。
という事で今回もこのG1菊花賞についての過去のデータを洗い直し、予想に役立てて行きましょう。開催場所が変更されている関係上、これまでのデータが役に立たない可能性もありますが、今年はこんなのばっかりですね。
前走は神戸新聞杯組が優勢で、ここで活躍した馬が勝利するパターンは非常に多くなっています。同じトライアルであるセントライト記念からの出馬パターンで勝ったのはキタサンブラックのみと、同じトライアル戦であってもその結果には雲泥の差があるようです。
続いて人気面です。非常に高い総合力を求められる菊花賞だけに、素直に人気上位の馬が勝つパターンが多く、1番人気の勝率は40%と圧倒的です。それだけに単勝回収率も低くなっており、2着3着で倍率が高くなる決着を狙うのが良さそうです。特にオッズに関しては単勝1.9倍以下の人気となった場合の勝率は100%と圧倒的です。
次は脚質です。こちらについては明らかに先行有利となっており、勝利馬でもっとも後方からの仕掛けで勝ったのはキタサンブラックのみです。前述のセントライト記念からの勝利と良い、キタサンブラックはちょっと例外パターンですね。先行馬の勝率は15.6%、連対率、複勝率もいずれも高く、基本的には先行馬一択でしょうか。
続いては枠順です。これについては極端な内枠有利となっており、1枠で勝率10.3%、2枠で勝率12.5%と他の枠とは圧倒的差があります。とはいえ複勝率で見ると他の枠とそこまでの差は無く、2着3着は他の枠から押さえるのも有効でしょう。
最後に血統です。昔はリアルシャダイ産駒やダンスインザダーク産駒の活躍があまりにも目立ち、血統で買えば鉄板とまで言われていましたが流石にもう昔の話です。とはいえ、血統的な有利は大きくは変わっておらずやはりサンデーサイレンス系が強い傾向にあります。つまり、ディープインパクト、ステイゴールド、スペシャルウィーク産駒あたりという事になります。
と、ここまで昨年までの傾向を洗い出しましたが、前述した通り今年は京都競馬場ではなく阪神競馬場で開催される関係上、これらのデータが全て参考程度になってしまいかねません。
続いて、今年の菊花賞の出馬表を見てみましょう。
G1 菊花賞の出馬表
こちらがG1 菊花賞の出馬表となっています。
人気しそうな馬を見てみるとレッドジェネシスが3枠5番、ステラヴェローチェが7枠14番、オーソクレースが8枠18番という事になりました。
前述の通りイン有利なこの菊花賞ですが今年はいつもと開催場所が違うため、これがどこまで影響するかは不透明な所です。
更には1番人気の勝率が高い、という点特徴の一つですが某サイトの予想オッズではレッドジェネシスが1番人気。枠もかなり内枠よりですので更に人気は高くなりそうです。
最後はこれらの傾向や実際の枠順から買い目予想を考えていきましょう。
G1 菊花賞の予想
という事で、こちらがG1 菊花賞の予想となります。
◎ステラヴェローチェ
本命はステラヴェローチェとしました。枠が外よりなのは気になる所ですがダービー3着、前走の神戸新聞杯では不良馬場でありながらレッドジェネシスを抑えて勝利、実績なら一番と言えるでしょう。
血統も母父ディープインパクトと相性にも問題はありません。気になる点があるとすれば今回の距離は初めてという点ですが、これに関しては他の出走馬と変わりません。
○アサマノイタズラ
対抗はアサマノイタズラです。ちょっと変わった名前のこの馬ですが、前走のセントライト記念を勝利しています。セントライト記念からの菊花賞制覇は前述の通りキタサンブラックくらいですが、これで2頭目という事も?何よりも内枠である事が好材料です。
血統的にも父系がサンデーサイレンス系という事でこちらも問題なしです。気になるのは関西でのレース経験が無いという点でしょうか。
▲タイトルホルダー
続いて単穴はタイトルホルダーです。父系にサンデーサイレンス、皐月賞2着と実績面は悪くありません。枠も内枠という事で一発にも期待出来る1頭です。
ただ、前走のセントライト記念では1番人気に推されながらも13着と大敗しているのが気がかりです。
△レッドジェネシス
続いて連下はレッドジェネシスです。血統的にはディープインパクト産駒という事で問題なし、阪神競馬場での2400メートルでの勝利経験もあり場所や距離は問題ないでしょう。
ただ、実績の割に異様に人気が集まっているようでちょっとどうなのでしょうか?もちろん、実際のオッズとは変わる可能性もありますがあまりに人気が高くなるなら妙味的に微妙です。
×ディープモンスター
穴にはディープモンスターを推します。その名の通りディープインパクト産駒であり皐月賞、ダービーとクラシックに挑戦してきましたがいずれも結果は出せていません。大波乱は起こりにくい菊花賞ですが、それでも何か起こるならばこの1頭かもしれません。
オーソクレースも人気しそうですが、大外という事でちょっと評価を下げざるを得ず、今回は印は付けていません。いちおう、馬券には入れますが。
G1 秋華賞の勝負買い目はこれだ
1着:2・14
2着:2・3・5・14
3着:2・3・5・7・14・18
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