G1 大阪杯(2021)買い目予想【阪神競馬場4/4】

G1 大阪杯

G1 大阪杯の買い目予想

今回の予想は4月4日に阪神競馬場で開催となるG1 大阪杯となります。

大阪杯は元々はG2でしたが2017年よりG1に格上げとなった経緯がありG1レースとしての歴史は非常に浅いと言えます。G1昇格となったその年に優勝したのはあのキタサンブラックでした。

今年の大阪杯は無敗のクラシック三冠馬であり現役最強とも言われるコントレイルやGI3勝でJRA最優秀短距離馬にも輝いたグランアレグリアなど、そうそうたる面々が出走するという事で非常に注目を集めています。

芝2000mで争われるこの大阪杯、いつものように過去のデータなどを参考に傾向を整理、それを元に予想をしていきましょう。

前述の通り大阪杯がG1に昇格したのは2017年とごく最近。それまでのG2とは文字通り格が違いますので、2016年以前のデータの蓄積に関しては参考程度に考えておく必要もありそうです。

大阪杯は人気馬が素直に上位となりやすく大荒れとなる展開が少ないというイメージがありますが、データで見るとやはりそのイメージ通りでG2だった時代も含めて最高払い戻しは3連単でも10万円未満です。

人気の面で見ると1番人気の勝率は45%とかなり高く、連対率、複勝率で見ても2番人気以下に大差を付けています。勝率で言えば6番人気~9番人気が約5%とやや高めのデータとなっていますが、これは珍しく波乱となった2010年の開催時の決着に大きく引っ張られているからです。

ただ逆に、1番人気~3番人気がそのまま上位を独占したというパターンは実はこれまでには無く、1頭だけ5番人気以下の馬が入るのがお決まりのようになっています。それだけに、やはり狙うなら3連単という事になるでしょう。

脚質から見てみると逃げ馬の連対率が高くなっているのですが、2007年にコースが改修されて以降で勝った逃げ馬は2008年のダイワスカーレットのみという事でこれも参考程度という事で良いでしょう。

コース改修後のデータを見ると先行馬と差し馬に関しては成績が拮抗しており、どちらが有利とも言い難い状況です。

追込み馬に関してはかなり勝率が低くなっており、馬券に加えるならば2着3着がせいぜいと言った所のようです。

枠順で見てみるとパッと見は単純な内枠有利にも思えるのですが、コース改修があった2007年以降は1枠~2枠から連対した例はかなり少ないようで、1枠に至っては勝率0%、連対率0%と全滅状態でありこれは予想に反映するべきデータと言えるでしょう。

反面有利な枠は3枠と5枠となっています。勝率で見てもこの2つは桁違いに高く、特に5枠に至っては勝率20%以上と驚異的な数値です。7枠や8枠といった外枠にもチャンスがあるようで、結構極端な傾向があるといえます。

血統面で見るとやはり有利なのは毎回恒例となっているディープインパクト産駒です。ディープインパクト産駒はそもそもの数も多いという点もありますが、この阪神芝2000mというのはディープ産駒にとって適正が非常に高いコースで、これを軽視するのは厳禁でしょう。

ハーツクライ産駒、キングカメハメハ産駒についてもやはり好成績。どちらの産駒も活躍馬の血統としては常連と言えるでしょう。

ちょっと変わったデータで言えば所属に関しても極端な傾向になりつつあります。G1昇格となった2017年以降の3着以内馬のうち、なんと11頭が栗東所属馬となっています。2017年からのデータという事で蓄積が少ないですのでこちらも頭の片隅に置いておく程度で良いと思われます。

続いては、G1大阪杯の枠順です。

G1 大阪杯の出走表

こちらがG1大阪杯2021の出走表となっています。

G1 大阪杯

改めて見ても早々たるメンバーが揃っています。枠順で見ると3枠と5枠が有利、前述しましたがその5枠にはなんとコントレイルが入りました。

枠順確定前から1番人気は確定とも言えるコントレイルですが、好枠を引き当てた事で単勝オッズは更に低下する事になりそうです。

コントレイルに負けじと注目を集めているグランアレグリアは8枠12番。データ的には決して悪くない所に入りました。

反面、勝率の低い2枠に入ってしまったのサリオスです。コントレイルには2度も敗れておりリベンジを期待する声も大きいですが、不安要素が増えてしまいました。

デビューから無敗でこれからの活躍が期待されるディープインパクト産駒のレイパパレは6枠8番と、こちらも悪くないでしょう。

G1 大阪杯の予想

これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG1大阪杯の予想を考えていきます。

◎コントレイル

今回本命に推すのはコントレイルです。クラシック三冠馬とはその時代を象徴する馬であり、勝つことが宿命付られていると言っても良いでしょう。4歳となりますますその強さに磨きが掛かっている名馬が、絶好の枠順を得て万全の態勢です。

気になる点は特になし、と言っても過言では無いでしょう。

○ワグネリアン

対抗はワグネリアンです。適正抜群のディープインパクト産駒であり枠順も非常に良い所を引きました。大阪杯での6歳馬は馬齢的にはギリギリとはいえ、やはりダービー馬であるという実績は決して無視は出来ません。

気になる点としては近況で勝ちきれていない点、そして2000mでの勝利実績がほぼ無い(新馬戦では勝ってますが)という点でしょう。鞍上が初コンビというのも未知数要素です。

▲グランアレグリア

続いて単穴はグランアレグリアです。こちらもまたディープインパクト産駒でこれまでの実績は今更確認するまでも無いでしょう。枠順は外ですがデータ的には不利な材料になりません。鞍上も最早名コンビとも言えるルメール騎手と好材料が多いです。

気になる点としては距離でしょう。2000mは初挑戦です。血統的にも2000mに適正がないとは考えられませんが、やはりマイラー傾向にあるのは否めないでしょう。

△レイパパレ

続いて連下はレイパパレです。重賞1勝馬ですがデビュー以来無敗で無傷のG1初制覇に期待がかかります。これまたディープインパクト産駒です。枠順も悪くありません。更に前走が今回と同じ阪神芝2000mのG3チャレンジCであり勝利している点も好材料です。

気になる点としては単純に経験値の少なさでしょうか。それだけ大事に使われてきたとも言えますが、相手は当然これまでよりも格上ばかり。真の実力が試されると言って良いでしょう。

×アドマイヤビルゴ

穴としてアドマイヤビルゴをチョイスしました。またまたまたディープインパクト産駒です。これまで重賞はG2に二度挑戦するも未勝利。前走となったG2日経新春杯では10着と大敗しており、おそらくあまり人気を集める事は無いでしょう。

ただ、阪神の芝2000mではこれまで2回勝利しており相性は悪くないという点と大外であるという点を加点対象としました。

大外はデータ的にも悪くない、という点もありますがレース当日は天候不良により馬場が重くなる可能性があり、それだけに大外であれば更に波乱に貢献するチャンスが増えると言っても良いでしょう。

他にもサリオスあたりは人気を集めそうなのですが、データ的に弱い2枠に入った事に加えて当日が重馬場となれば不安要素が大きすぎるという事で、今回は馬券から候補からは外す事にしました。

G1 大阪杯の勝負買い目はこれだ

買い目予想(3連単20点勝負)
1着:7
2着:5・6・8・12
3着:4・5・6・8・12・13

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