G1 NHKマイルカップの買い目予想
今回の予想は5月9日に東京競馬場で開催となるG1 NHKマイルカップのものとなります。
春の3歳マイル王者決定戦であるこのNHKマイルカップは今でこそ春のマイルG1としてお馴染みですが、1995年までは日本ダービーのトライアル戦という位置付けで元はG2の2000m戦でした。
G1レースに指定され現在の距離である東京芝1600mとなってから既に20年以上が経過していますが、G1の歴史の長さでいえばそこまで古いものでは無いといえるかもしれませんね。
ちなみに、出走前のファンファーレはNHK交響楽団が担当するのが恒例になっています。
今回もこのG1 NHKマイルカップの過去のデータを参照、洗い直しを行い予想に活かしていきましょう。G1ですのでいつも以上に気合が入りますね。
まず見ていきたい傾向は人気です。イメージとしては波乱が多く驚くような高額配当がちょくちょく飛び出しているイメージですが、実際に過去20年ほどを見てみると2桁人気の馬が15頭ほども馬券に絡んでおり、イメージ通りの荒れる展開が多いようです。
ところが、1番人気の勝率に関しては40%、連対率や複勝率になると50%を超えており1番人気はかなり信頼度が高いと言えます。単勝回収率も120%をオーバーと1番人気の単勝1点買いには非常に向いているようです。
2番人気以降のデータもおおよそ人気が下がるに連れて成績も徐々に下がるという至って普通の傾向ですが、5番人気に関してはなんとレース創設以来1度も勝利が無いというデータになっています。人気は水物ですので「たまたま」という事も考えられますが、傾向として見れば1着からは外したい所です。
続いては枠順です。過去のデータを見てみると勝率でいえば2枠と6枠、連対率で見れば1枠~3枠の成績が良くなっていますが、全体的に見ても枠順による数値は誤差の範囲内と言えるレベルになっています。
ここまで全体的に成績の差が少ないという事は、このNHKマイルカップに関しては枠順についてはそこまで重視しなくても良い。という事になるでしょう。厳密に見れば単勝回収率や複勝回収率で差が出ていますが、重視する必要はありません。
続いては脚質です。マイル戦という事もあってデータ的には単純に逃げ馬、先行馬が有利という事になっているものの、前述の通り2桁人気の馬が平然と馬券圏内に入っている事もよくあるレースなだけに、こちらも過信は禁物でしょう。
続いては血統です。過去のデータの蓄積という話になると結局毎回触れていますが、ディープインパクト産駒の活躍が顕著です。これについてはそもそも3歳春のマイル戦となれば血統的に得意とするもので、単純に絶対数が多い事からもこの結果は当然と言えるでしょう。
勝率で見ればルーラーシップ産駒の活躍も目立ち、ディープインパクト産駒に次ぐ成績を収めています。大系統ではヴァイスリージェント系とダンチヒ系の活躍が非常に多いようで、近年ではこのどちらかが必ずと言って良いほど3着以内に食い込んでいます。
続いては、G1 NHKマイルカップの出馬表を見てみましょう。
G1 NHKマイルカップの出馬表
こちらがG1 NHKマイルカップの出馬表となっています。
前述の通りNHKマイルカップに関しては枠順による有利不利はあまり考える必要はありませんので、出馬表に関してはそこまで言及しなくても良いでしょう。
データ的に「やや有利」レベルである1枠~3枠を見てみると前走のG2ニュージーランドTを制したバスラットレオンが入っており人気を集めそうな気配です。
朝日フューチュリティを制したグレナディアガーズは4枠8番、アーリントンCを制したホウオウアマゾンは7枠13番に入りました。
毎回恒例、ルメール騎手によって人気が引っ張られそう枠(言い方!)であるシュネルマイスターは7枠15番となっています。
G1 NHKマイルカップの予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG1 NHKマイルカップの予想を考えていきます。
◎グレナディアガーズ
本命はグレナディアガーズです。前走のファルコンSでは2着に敗れていますが、血統的にも長い直線のコースを得意としている事から中京1400mの勝ち負けに関してはさほど気にする必要は無いでしょう。
枠順としても魔の5枠は回避しての4枠、鞍上も変わらず川田騎手という事で、不安要素が少ないという点が高評価と言えます。
○ホウオウアマゾン
対抗はホウオウアマゾンとします。朝日フューチュリティでは9着に終わりましたが、前走のアーリントンCでは勝利しておりマイル戦への適正は高いと言って良さそうです。
枠順も7枠13番と特に悪い印象も無い位置で、馬券に絡む可能性は高いと見ています。
気になる点としては前走と鞍上が変わった事でしょうか。前走では川田騎手の見事な騎乗による勝利という見方もありますので、初コンビとなる武豊騎手との相性は未知数です。
▲ルークズネスト
続いて単穴はルークズネストです。前走のファルコンSでは今回の本命に推したグレナディアガーズに勝利し優勝しています。
血統的にも母父ディープインパクト、枠順的にもやや有利レベルとはいえ悪くない2枠3番と好条件は多めです。
気になる点としては前走との距離の差でしょうか。前走から考えるともしかすると1600よりも1400が適正という事も考えられます。
△ピクシーナイト
続いて連下はピクシーナイトです。シンザン記念を勝利、前走のアーリントンカップでは4着となりましたが内容が悪かった訳でもなく、天候の問題もあったため期待値は高めです。
枠順も大外という事で連対率のかなり高い場所に入っており、馬券には是非加えたい1頭でしょう。
×ヴェイルネビュラ
穴にはヴェイルネビュラを推します。前走のフジTVスプリングSでは5番人気で5着と微妙な感じでしたが、その前の中山芝1600mでは勝利しており距離適性としてはマイルの方が合っているかもしれません。
また、予想人気も10番人気前後となりそうで、2桁人気馬の好走の例が多いこのNHKマイルでは狙い目になりそうです。
G1 NHKマイルカップの勝負買い目はこれだ
1着:8・13
2着:3・8・13・18
3着:3・8・11・13・15・18
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