G3 アーリントンカップの買い目予想
今回の予想は4月14日に阪神競馬場で開催となるG3 アーリントンカップのものとなります。
1992年から阪神競馬場とアメリカのアーリントンパーク競馬場が提携を結んだ事から以前はペガサスステークスという名前だったレースがアーリントンカップになりました。
ちなみに、そのアーリントンパーク競馬場では「Hanshin Cup Stakes」というレースが行われているそうです。
元々は2月の最終週、曜日によっては3月の頭に開催されるレースでしたが2019年にNHKマイルカップのトライアルレースにしてされた事を受けて開催時期が4月に変更になりました。
とはいえ、1ヶ月半ほどの時期の移動、かつ競馬場や距離はそのままですので過去のレースの傾向がそのまま使用出来ると思われますが、G1の前哨戦となった事で出走する馬の傾向が変わってくる可能性もあります。
そんな阪神競馬場で行われる芝1600mの3歳マイル戦、G3アーリントンカップをまずは過去の傾向を紐解いて行きましょう。
まずは人気からです。アーリントンカップはたまに物凄い荒れ方をする印象もありますが、そのイメージはやはり3連複でも20万超え、3連単では136万円という払い戻しとなった2019年の印象が強いためでしょう。
実際のデータを見てみると1番人気の勝利が普通に高いのですが、連対率や複勝率に関しては低水準とデータで見ると荒れやすい傾向ではあるようです。2番人気や3番人気に関しても正直好成績とは言えず、流れ次第では2019年のような事が起こってしまうようです。
特に2007年からは人気馬が負ける傾向が強いようで、2007年からの勝ち馬のうち7頭が4番人気以下と波乱率がかなり高いです。
配当を見てみると過去10年の3連単の平均配当はなんと25万円オーバー。まあこれも完全に2019年の結果が大きな要因なんですが。
脚質で見てみると逃げ馬の成績が圧倒的で勝率ではなんと30%、複勝率は50%ととんでもない結果になっています。
しかし、この圧倒的な成績は2017年以前の開催時期に要因があり、以前は開幕週に行われていたレースだった事から極端に逃げ馬の成績が上がっているようです。
実際、開催週が変更になってからは中団からやや前辺りから勝利した馬が多くなっているようで、先行有利という事も無いようです。
枠順で見てみると大外の8枠の勝率が非常に高く、勝率12.2%とトップです。5枠6枠も非常に優秀で勝率は10%超え、連対率、複勝率共に高い水準となっています。
かといって極端な内枠不利という事もなく、枠順は大きな判断材料にはならないと思って良いかもしれません。ただ、6枠や8枠に人気上位馬が入れば加点対象と見ます。
血統で見てみるとやはりディープインパクト産駒の成績が高くなっています。もちろんディープインパクト産駒が優秀であるという事もありますが、毎週書いている通りとにかく数が多い故の結果でもあります。
どうやらノーザンダンサー系とサンデーサイレンス系の組み合わせが好相性のようで、それにピッタリと当てはまるディープインパクト産駒の活躍と合致しています。ここでもやはり、ディープ産駒は狙い目でしょう。
近走の成績で見ると近3走で馬券に絡んでいない馬の活躍は皆無といって良く、これに当てはまる場合は馬券には加えないのが無難なようです。
続いては、G3アーリントンカップの枠順を見てみましょう。
G3 アーリントンカップの出馬表
こちらがG3アーリントンカップの出馬表となっています。
8枠の活躍が目立つというのは前述しましたが、その8枠に入ったのはジャスティンカフェ、サンデージャック、グレイイングリーンです。特に大外のグレイイングリーンはディープインパクト産駒という事で血統的な相性も良く、一発もありそうです。
人気を集めそうなのはシンザン記念を勝利したピクシーナイトやデイリー杯2歳Sで2着のホウオウアマゾンですがそれぞれ4枠と5枠に収まる事になりました。
極端な内枠不利ではない、と前述しましたが、どうやらレース本番の日は雨になると予想されており、かつ実績の少ない馬が内枠に集まってしまっているため中枠~外枠メインが狙い目となるでしょう。
G3 アーリントンカップの予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG3 アーリントンカップの予想を考えていきます。
◎ホウオウアマゾン
本命はホウオウアマゾンです。後述するピクシーナイトと人気を二分しそうです。血統的にもノーザンダンサー系とサンデーサイレンス系を併せ持っており適正は十分でしょう。
同じ阪神の芝1600mのG2デイリー杯で2着と好成績という点も加点対象です。
気になる点としてはやはり人気の高さです。堅い決着と波乱決着、両極端になりがちなアーリントンカップだけに的中しても全然儲からなかった、という事になるかもしれません。
○ピクシーナイト
対抗はピクシーナイトとします。こちらも血統的には好相性の血統を持っており、前走のG3シンザン記念で勝利しているという実績もかなりの加点対象と言えるでしょう。
気になるのはやはり本命として挙げたホウオウアマゾンと同様に人気しすぎる可能性です。某サイトの予想オッズのまま推移しホウオウアマゾンとのワンツーとなれば3連単でもその払い戻しは悲しい事になるかもしれません。
▲グレイイングリーン
続いて単穴はグレイイングリーンです。勝率が非常に高い8枠、ディープインパクト産駒、当日は雨で大外と好条件が揃っており一発の可能性は十分にあると言って良いでしょう。
気になる点はやはり実績です。デビューから3戦、1着3着1着と好成績を収めているものの重賞はこれが初挑戦。これまでよりもあからさまに相手が強いですが、どうなるでしょうか。
△ジュリオ
続いて連下はジュリオです。血統的にもノーザンダンサー系、サンデーサイレンス系はしっかり持っています。枠も8枠に次いで高評価な6枠に収まっているのも好材料で、鞍上はルメール騎手と一発もあり得ます。
気になる点は輸送です。ここまでに予想に入れた馬は全て栗東所属の馬でしたがジュリオは美浦所属。輸送は初めての経験という事で大きくパフォーマンスを落としてしまう可能性もあります。
×ワールドバローズ
穴にはワールドバローズを推します。ここまで4戦1勝という事で実績的には人気上位馬に大きく劣るものの母父にディープインパクトという事で血統的には問題ないでしょう。枠順も雨で7枠なら悪くありません。
他にもショウリュウレーヴなど気になる存在も居ますが、予想としてはこの辺りになりました。最後はいつもどおり、3連単フォーメーションの買い目予想を出します。
G3 アーリントンカップの勝負買い目はこれだ
1着:8・9
2着:8・9・11・18
3着:8・9・11・14・16・18
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