G3 エプソムカップの買い目予想
今回の予想は6月13日に東京競馬場で開催となるG3 エプソムカップのものとなります。
春のG1戦線もいよいよ大詰め、残す所は27日に開催される宝塚記念を残すのみとなりました。
という事で今週と来週行われる重賞戦はそれぞれ日曜にG3が2つだけ、となります。今回はその2つのG3の中からエプソムカップをチョイスしました。
エプソムカップのエプソムとは競馬の本場、イギリスはイングランドにある町でエプソム競馬場ではダービーやオークスなどのビッグレースが行われます。
エプソムカップは特に前身のあるレースではなく、1984年に施行されてからは距離や条件などに大きな変更はなく、その分蓄積データは存分に利用できます。
今回もこのG3エプソムカップの過去のデータを洗い直し、様々な傾向などから今年の開催の予想を組み立てていきましょう。
まず特徴的とも言えるのが関西馬の活躍です。開催は東京競馬場で行われるので関東馬の方が輸送の関係上有利にも思われますが、なぜか関西馬の活躍が目立ちます。絶対と言えるほどの差がある訳ではありませんが、一考の価値はありそうです。
続いて人気を見てみましょう。最も勝率が高いのは素直に1番人気であり連対率でも1番人気が最も好成績と堅い決着になりやすい傾向にあります。2番人気、4番人気、5番人気の成績も良好で逆に6番人気以下の勝率は非常に低くなっています。
過去10年の平均配当で見てみると3連単は46万円オーバーと非常に高いのですが、これは昨年の3連単4,219,320円というとんでもない大荒れ決着が大きな要因となっています。普通に考えて、あの結果はそうそう起きる事ではありませんので参考外です。
続いて脚質です。東京競馬場自体の傾向ではありますが、やはり逃げて買った例は非常に少なくエンシンヒカリくらいのものです。勝率で見ると先行が有利というデータになっていますが、どちらかと言えば最後に瞬発力のある馬が優位のようです。
次は枠順です。データ的には外枠がやや不利という印象ですが、かといって内枠が絶対的に優位とも言えない所です。最も勝率が高いのは1枠ですが、6枠くらいまでは可能性がありそうです。
最後は血統です。東京芝1800メートルという条件ですので、やはりディープインパクト産駒の活躍が非常に目立ちます。という事は、父系サンデーサイレンス、母父系にノーザンダンサーという定番の血統が強い事になります。定番なだけに、当てはまる馬は多く出走しますのでこちらも参考程度でしょうか。
次は出馬表を見ていきましょう。
G3 エプソムカップの出馬表
こちらがG3 エプソムカップの出馬表となっています。
最も勝率の高い1枠にはプレシャスブルーとマイラプソディ。この2頭は注目度も低く枠の有利はあっても馬券には入れにくい所でしょうか。
G2マイラーズカップで2着のアルジャンナは4枠8番とまずまずの位置に入りました。こちらについてはルメール騎手騎乗での過剰人気となる可能性も。
不利枠である大外8枠には人気の集まりそうなシュリとアドマイヤビルゴが入っています。
G3 エプソムカップの予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG3 エプソムカップの予想を考えていきます。
◎アルジャンナ
本命は素直にアルジャンナとします。ディープインパクト産駒という事で適正はバッチリ、活躍例の多い4歳馬で昨年のダービーにも挑戦、重賞を5戦経験と実績も上位です。
気になる点としてはルメール騎手の騎乗による極端なオッズの低下に加えてまだ1勝馬であるという点です。勝ち癖が無いというか、勝ち切れない展開が多いので1頭軸にするには不安要素が大きいでしょう。
○アドマイヤビルゴ
対抗はアドマイヤビルゴとしました。こちらもディープインパクト産駒で適正は十分、重賞では結果を出せていませんがここまで4勝と実績も悪くありません。関西馬であるという点もやや加点対象です。
気になる点としては府中でのレースは初、1800メートル戦も新馬戦以来という点です。案外適正が高いという事も有り得ますが、未知数過ぎます。
▲サトノフラッグ
続いて単穴はサトノフラッグです。こちらもディープインパクト産駒となります。重賞1勝、G1にも3度挑戦しており実績は十分です。今回が初の1800メートルとなりますが、むしろ距離を変える事がプラスに働く可能性もあります。
気になる点としては前述の距離は不安材料でもあります。菊花賞3着馬という事で、1800メートルは適正として短すぎるかもしれません。
△ヴェロックス
続いて連下はヴェロックスです。皐月賞で2着、ダービーで3着の経験もあるジャスタウェイ産駒となります。重賞は未勝利ではあるもののビッグレースを何度も経験しており、G3であれば可能性は十分です。
気になる点は距離でしょう。1800メートルでは結果が出ていません。
×マイラプソディ
穴にはマイラプソディを推します。1枠という勝率高めの枠に入っており、実績としても皐月賞やダービーを経験している点が大きいです。
デビューから無敗でG3ラジオNIKKEI杯を勝利しましたがそれ以降勝ち星はありませんが、前走で2着と調子自体は上がっているためチャンスありです。
以上様々な要素から、2021年のG3 エプソムカップの買い目を決めました。
G3 エプソムカップの勝負買い目はこれだ
1着:8・17
2着:3・8・13・17
3着:2・3・8・13・16・17
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