G1 フェブラリーステークスの買い目予想
今回の予想は2月21日に東京競馬場で開催となる2021年最初のG1、フェブラリーステークスとなります。
お馴染みの年初G1で1600mのダート戦となるこのレースですが、昨年は1番人気のモズアスコットが勝利しましたが、2着にはなんと人気最下位だったケイティブレイブが入って3連単で464,920円の超大荒れとなりました。
2019年も1番人気のインティが勝利、2着には2番人気のゴールドドリームが入って3連単でも6,620円と堅い決着です。そもそも、ダート戦は芝と比べると荒れにくいと言われているだけあって例年は人気上位の馬が素直に上位に来る事が多く、昨年は例外パターンだったと言えるでしょう。
実際、データを見てみてると1番人気馬の勝率は55%とかなり高く、複勝率ではなんと80%もあり1番人気の馬は外せない所です。
昨年のケイティブレイブが2着というのも本当にレアなパターンで、データ上では過去に10番人気以下で3着居ないに入ったのはこの2020年のケイティブレイブと2014年にやはり16番人気から1着となった2回のみとなっており、基本的には「去年は荒れたから今年も・・・」という考えは危険でしょう。
ちなみにその2014年のフェブラリーステークスでは3連単で949,120円と100万馬券一歩手前という超特大配当となりました。
脚質で見てみると逃げ馬の勝率が若干高いものの、G1レースで逃げ勝ちというのはやはりハードルが高く近年では2頭しか逃げ切り勝ちはありませんでした。
とはいえ、基本的には先行有利というデータになっていますので、逃げ馬や先行馬を中心に考えるのが良さそうです。
枠順で見てみると8枠が勝率、連対率、複勝率の全てで最も高く狙い目となっています。これは東京競馬場のダート1600mが芝スタートである事も関係しているようで、芝を走れる距離が長い外枠が有利になっているようです。
血統に関してはやはり芝戦とはかなり様相が違っており、近年で見ると勝率はゴールドアリュール産駒の活躍が目立ちます。勝率で見るとロードカナロア産駒も高いのですが、出走数が少ない事からサンプルとしては微妙な所でしょうか。
性別で見てみると牡馬、セン馬に比べて牝馬の活躍回数は非常に少なく、基本的には牡馬中心に考えるのが正解でしょう。
以上、様々な傾向を参考に2021年最初のG1レースであるフェブラリーステークスの注目馬を紹介していきます。
G1 フェブラリーステークスの出走表
こちらがG1フェブラリー2021の出走表となっています。
アウト有利のフェブラリーステークスですが、大外には人気を集めそうなレッドルゼルが入っており、G1初挑戦で初制覇に期待しても良いかもしれません。
一方で同じく人気を集めそうなカフェファラオは2枠、2019年の同レース覇者であるインティは1枠とこちらはなんとも言えない位置に入りました。
更には勝率の高いゴールドアリュール産駒で地方G1での勝利経験もあるサンライズノヴァは5枠と悪くない所に入り、こちらも人気上位となりそうです。
注目馬としては好走率の高い7枠に入ったオーヴェルニュも気になる所です。前走のG2東海Sでは勝利、その前2走での勝利しており3連勝中と勢いにも乗っており馬齢も5歳、父父はゴールドアリュールと好条件が揃っておりこちらも人気を集める事は必至です。
G1 フェブラリーステークスの予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG1フェブラリーステークスの予想を考えて行きましょう。
◎オーヴェルニュ
今回本命に推すのはオーヴェルニュです。血統、近況の勢い、馬齢、枠順ととにかく好条件が揃っており、ここはG1初制覇に期待出来ると言って良いでしょう。先程の傾向の所では触れませんでしたが、前走がグレード戦で好走した馬の勝率も高めですので、条件的には非常に整っています。
気になる点としては他に実績上位の馬が多いという事と、鞍上がこれまで1度しかコンビを組んでいない丸山騎手という点でしょうか。その丸山騎手とのコンビの時は勝利していますが、地方戦でしたのであまりプラス材料とは言えないでしょう。
○レッドルゼル
対抗はレッドルゼルです。血統が期待値の高いロードカナロア産駒である事、前走のG3根岸Sで勝利している事、大外の8枠である事とこちらも好条件が揃っており期待値はかなり高そうです。
気になる点としてはやはり1600mというマイル距離に対応出来るかどうかという点になります。基本的には短距離が得意な馬という印象ですので、今回の1600mがどうなるのかは未知数です。更に大外という事は余計に多くの距離を走る事になりますので、その不安要素は更に大きくなります。
△サンライズノヴァ
続いてはサンライズノヴァです。ゴールドアリュール産駒で重賞経験も多く、枠もまずまずと言った所で悪くない選択肢です。
気になる点としてはやはり馬齢でしょう。7歳というのは過去のデータから見ても活躍した例は多くなく、ゴールドアリュール産駒としても7歳というのはピークアウトしているという印象を受けます。前走のチャンピオンズCで大敗しているのも気がかりです。
▲カフェファラオ
続いてはカフェファラオです。4歳と若いですがここまで重賞2勝と実績は十分。脚質的にも相性は良く距離適性的にも問題はありません。鞍上がルメール騎手という事で非常に人気を集めそうです。
気になる点としてはやはり枠順でしょう。好スタートで逃げ態勢に入ってしまえば関係ないかもしれませんが、好走率の低い2枠に入ったのはマイナス要素と見て良いでしょう。
×エアスピネル
穴としてはエアスピネルを推します。キングカメハメハ産駒のベテラン馬で、これまで数々の重賞に挑戦してきたというかデビュー戦以降は重賞のみに出走しています。2019年の夏からダートに転向、これまで4戦しており勝利は無いものの、2着1回3着1回と悪くない成績です。
気になる点としてはやはり馬齢でしょう。8歳はデータ的にも期待値は低く馬券に絡む確率は高いとは言えません。
G1 フェブラリーステークスの勝負買い目はこれだ
1着:14・16
2着:3・9・14・16
3着:3・9・10・13・14・16
口コミ一覧