G1 高松宮記念の買い目予想
今回の予想は3月28日に中京競馬場で開催となるG1 高松宮記念となります。
いよいよ始まる春のG1戦線。その皮切りとなるのがこのG1高松宮記念で、6月のG1宝塚記念まで毎週のようにG1レースが開催となります。
芝1200mという短距離戦で争われるこのG1高松宮記念ですが、いつもの通り過去の傾向などを洗い直しデータを整理。予想に繋げて行こうと思います。
近年では2019年の開催の時に3連単で4,497,470円という超特大馬券が飛び出したのは記憶に新しいですが、今年はどういった結果になるのでしょうか?
まずは人気の傾向から見ていきましょう。基本的には人気上位の馬がそのまま上位に入る傾向が強く1番人気は勝率25.0%、複勝率では60%と好成績です。2番人気や3番人気に関しても連対率が高く1番人気~3番人気での上位独占というのも珍しい話ではありません。
前述した通り2019年は大変な事になりましたが、それでも1着となったのは3番人気のミスターメロディでした。2着のセイウンコウセイは12番人気、3着のショウナンアンセムに関しては17番人気でしたが、基本的には2桁人気馬が馬券に絡む可能性は非常に稀であると言えます。
脚質から見てみると基本的には先行有利となっているようで、勝率では逃げ馬に劣るものの連対率、複勝率では逃げ馬を上回っています。といっても、統計を取ると先行馬有利になるパターンは非常に多いので、話半分といった所でしょうか。
追込みタイプの活躍は非常に少ないのですが、こちらも短距離戦と追込み馬の相性が今ひとつである事が単純に要因である言えそうです。
続いては枠順での傾向です。単純にデータとして見ると2枠と3枠の勝率が高く優秀な成績となっていますが、中京競馬場の2012年の改修によりコースが大きく変化。改修からまだ10年未満という事でデータ数としては微妙な所です。
人気馬が内枠に入った時は好成績、外枠となってしまった時は波乱というパターンが多いため、人気馬が内枠なら買い外枠なら外すという感覚で良いかもしれません。
続いては血統です。血統で見るとやはり芝のマイル以下のG1を制している種牡馬の子や孫の成績が良いようです。大きい系統で見るといわゆるナスルーラ系を父、もしくは母父に持つ馬はかなりの確率で活躍しており、該当馬は是非押さえたい所です。
特にアドマイヤムーン×ナスルーラ系の組み合わせは度々波乱を巻き起こしており、前述の2019年の大波乱を演出した2着のセイウンコウセイはもろにこのパターンに当てはまっています。
更には、短距離戦という事で単純に馬体の大きい馬が有利であり小柄な馬の活躍はあまり期待できないと思われます。
という事で、これらの傾向を踏まえて今年のG1高松宮記念の枠順、人気となりそうな馬を見ていきましょう。
G1 高松宮記念の出走表
こちらがG1高松宮記念2021の出走表となっています。
人気が上位3番くらいまでになりそうな馬は内枠には入りませんでした。内枠で比較的人気が出そうなのはライトオンキュー、モズスーパーフレア、ダノンファンタジーといった所でしょうか。
1番人気を争いそうなダノンスマッシュとレシステンシアは揃って活躍の確率の低い外枠。今年も大荒れ展開となる可能性も浮上してきました。
G1 高松宮記念の予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG1高松宮記念の予想を考えていきます。
◎モズスーパーフレア
今回本命に推すのはモズスーパーフレアです。ご存知昨年の同レースの覇者ですが、実際には1着となったクリノガウディーの降着により繰り上がりでの勝利でした。しかし、それでもグランアレグリアを下しており9番人気から勝利というのは評価材料です。
枠順も非常に恵またと言って良く、人気も出過ぎないであろう事から狙い目の一頭でしょう。気になる点すれば近況が絶不調である事です。前走のシルクロードSでは1番人気に推されながら17着と大敗しています。
○レシステンシア
対抗はレシステンシアです。恐らくここが一番人気を集めるのではないでしょうか?基本的にはマイル距離を得意とする馬で、G1ホースです。
前走のG3阪急杯では1番人気に応えて快勝しており勢いも十分と言えるでしょう。
気になるのはやはり枠順。8枠16番はいかにも不利な枠順で、まったく活躍出来ないというパターンも十分に考えられます。
▲ライトオンキュー
続いて単穴はライトンキューです。重賞1勝馬で前走のシルクロードSでも2着と活躍しています。血統的には父系にStorm Catの血を引いており、この血統は直近2年で勝利している事からチャンスは十分にあるでしょう。
枠順も2枠3番と絶好の位置。2019年の3月末からは1200mを専門として走っているのも好材料です。
気になる点としては単純に実績でしょうか。G1ホースと比べるとどうしても見劣りしてしまうのは確かです。
△インディチャンプ
続いて連下はインディチャンプです。G1を2勝しており実績は十分、枠としても5枠9番と悪くない位置です。前走が阪急杯、もしくはシルクロードSで活躍した馬が馬券に絡む確率が高いという点でも阪急杯4着は好材料でしょう。
気になる点としては1200mという距離がどうなるかという点です。実績上位なのは間違いありませんが1200mは初挑戦。意外な落とし穴がある可能性もあります。
×レッドアンシェル
穴としてはレッドアンシェルにしました。マイルからそれ以下の距離でのみ走っているという短距離馬です。実績面で見ても昨年のCBC賞を勝利しており侮れない一頭といえます。
枠順も1枠2番とかなり良い所に入ったにも関わらず、恐らく人気は全然集まらないと思いますので波乱展開を見据えるならオススメの1頭です。
候補には挙げませんでしたが他にもダノンスマッシュやラウダシオンあたりも押さえておいて損は無いでしょう。
G1 高松宮記念の勝負買い目はこれだ
1着:4・16
2着:3・4・9・16
3着:2・3・4・9・14・16
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