G1 宝塚記念の買い目予想
今回の予想は6月27日に阪神競馬場で開催となるG1 宝塚記念のものとなります。
3月の高松宮記念を皮切りに行われてきた今年の上半期のG1レースもこの宝塚記念が最後となります。次回のG1は10月のスプリンターズSまでお預けです。
宝塚記念は有馬記念と同様、ファン投票によって出走馬が決まるレースで東が有馬記念なら西はこの宝塚記念という位置付けです。
創設されたのは1960年という事で、60年以上の歴史のあるレースとなっています。その歴史の中で2回の距離変更が行われていますが、いずれも創設から間もないタイミングでの変更だったため元々1800メートルだった事は、今では知らない人の方が多いかもしれません。
前置きが長くなりましたが、今回もこのG1宝塚記念の過去のデータを洗い直し、予想に役立てて行きましょう。
ローテーション的には天皇賞春から直行した馬の活躍が目立つようですが、その天皇賞春で1着2着の馬の活躍パターンは非常に少なく、ちょっと注意が必要なデータと言えそうです。ただ、これは距離の違いが大きく単に距離適性の問題と言えるでしょう。
まずは人気です。宝塚記念といえば荒れる傾向が強いイメージがありますが、過去のデータを見てみると勝率、連対率、複勝率のいずれも1番人気の成績が高く、次いで2番人気、3番人気と続いており人気上位馬は普通に強いレースです。
ただ、6~9番人気の活躍も目立ち、勝率では4位となっている事から荒れるイメージはこの辺りが要因と思われます。配当麺で見ると過去10ン円の最高配当は3連単528,510円と100万馬券のような極端な配当は出ていません。
続いては脚質です。これについては先行馬の活躍が頭一つ抜けており、差しや追込みは不利を受けると見て良さそうです。G1では逃げ馬の成績があまり良くないパターンが多いのですが、この宝塚記念に関しては逃げ馬の勝率が9.5%、複勝率は先行馬以上の数値となっており逃げ馬の狙い所と言って良いでしょう。
次は枠順です。こちらに関しては以前はあまり極端な有利不利が無いように思われていましたが、ここ10年ほどで8枠からの勝利馬が一気に増えた事で大外は軽視出来ない枠になりました。
最後は血統です。こちらについても極端に活躍が目立つ血統というのはあまり無いようで、単純に数が多いディープインパクト産駒の活躍がやはり印象が強くなります。ステイゴールド産駒の活躍の印象も強いのですが、勝率は高くとも1着もしくは着外と極端な結果に終わる傾向があるようです。
続いては出馬表を見てみましょう。
G1 宝塚記念の出馬表
こちらがG1 宝塚記念の出馬表となっています。
人気の集まりそうなクロノジェネシスは5枠7番に入りました。データ的には5枠の勝率は非常に低いのですが、前述の通り枠順による極端な有利不利は無いとみれば、特に問題では無いでしょう。
同じく人気を集めそうなレイパパレは2枠2番と内枠に入った事で当日はクロノジェネシスと人気を二分するかもしれません。
近年勝率が急上昇した大外8枠13番にはキセキが入りました。個人的に好きな1頭という事でちょっとこれは期待してしまいます。
G1 宝塚記念の予想
ちょっと主観も入りましたがこれらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG1 宝塚記念の予想を考えていきます。
◎カレンブーケドール
本命はカレンブーケドールとしました。オークス、秋華賞、ジャパンカップで2着、前走の天皇賞春では3着と非常に惜しいレースばかりの1頭です。
血統はディープインパクト産駒、人気も実力もあるのに未だに重賞未勝利です。そろそろG1初勝利と行きたい所です。
気になる点は前述の繰り返しですが勝ち切れない点です。馬券に加える価値は十分ですが、1着からは外すのも有りでしょう。
○レイパパレ
対抗はレイパパレとしました。ディープインパクト産駒でデビューから未だ負けなしの6連勝、前走はG1大阪杯を雨の中優勝しました。今回の2200メートルは初挑戦の距離ですが、同じ阪神2000メートルで2連勝中という事で問題にはならないでしょう。
▲クロノジェネシス
続いて単穴はクロノジェネシスです。G1を3勝しており実績はズバ抜けており、前走ではドバイシーマクラシックに挑戦、2着に敗れていますがその実力はワールドクラスです。
昨年の同レースの覇者でもあり、期待値は非常に高いです。正直、気になる点もあまりなく本命としても全く問題のない1頭ですが、他を優先した結果この位置に。
△キセキ
続いて連下はキセキです。2017年に菊花賞を制してからはビッグレースの常連ですが、頑張って2着、という展開が非常に多い1頭です。個人的には好きな1頭という事で贔屓目もありますが、昨年の同レースで2着という実績は期待を持たせてくれます。
気になる点は近況で全く馬券に絡めていない所です。それでも海外レースで4着という結果も残しており、相変わらず読めない馬です。
×カデナ
穴にはカデナを推します。これまでに何度もG1に挑戦してきたカデナですが、未だG1での勝利はありません。昨年の同レースにも登場しましたが結果は12位と惨敗しています。
既に1年以上馬券に絡んでいないカデナですが、近走では小倉大賞典、大阪杯、安田記念と続けて6着と上向き傾向で久々の馬券圏内の可能性はあると見ています。
以上様々な要素から、2021年のG1 宝塚記念の買い目を決めました。
G1 宝塚記念の勝負買い目はこれだ
1着:2・10
2着:2・7・10・13
3着:2・7・8・10・11・13
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