【函館記念2022】荒れる夏競馬の代名詞的重賞!洋芝最終週の馬場を味方に出来そうな注目馬は…

G3 函館記念

022年7月17日、函館競馬場で「荒れるハンデ重賞」としてお馴染みの函館記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。過去10年で1番人気が<1.0.0.9>と大苦戦。さらに3連単の配当も過去10年で10万円を超える配当が8回、2020年には343万円超えと波乱続出のレースである。

今年の函館記念で向きそうな脚質の馬は?

この荒れる重賞を読み解く鍵は、ただでさえ読み解きにくい洋芝という要素にプラスして開催最終週の馬場という点。さらに今週は開催が行われる週末に雨予報となるので、そのあたりをこなせそうな、或いは味方に出来そうな馬から馬券を検討していきたい。

今週で函館開催も6週目を迎える。先週からBコースに変わった影響もあり、全体的に先行馬有利のレースが多かったが、先週の日曜最後の芝レースである五稜郭ステークスでは差し・追い込み馬がワンツーフィニッシュを決めたように、今週はさらに差し馬が台頭してくると思われる。とはいえ、コース形態的にコーナー角度がキツく、最後の直線は短いので、コーナーで置いていかれるような馬は届かない可能性もあるので、その点も考慮しながら検討していきたい。

また、函館記念は道中のペースが過去10年中6年ハイペースと速くなる傾向にあるが、比較的緩やかだった2016年〜2019年は前目の馬、少なくとも中段の差し馬が好走していた。今年はメンバー的にも激流になることはなさそうなので、コーナーで加速できる中団の差し馬から狙いたい。

◎⑨アラタ

アラタ
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近2走は休み明けや状態面、レースでの不利などもあり馬券内にこれていないものの、昨年の夏には函館で2連勝しており、特に今回と同舞台の函館芝2000m3勝クラスのSTV賞では、中団につけて、4角で先頭集団を捉えてそのまま突き抜ける強い勝ち方。続くケフェウスステークスでも重馬場を物ともせず直線ジワジワ伸びて勝っているので、今週の雨の影響も問題なしと見る。続くGⅢ福島記念でも好走しており、函館・中京というコーナーがきつい小回りコースでの好走実績からも今回は条件が合うことは間違いないだろう。主戦の大野騎手が海外渡航で乗り替わりになるが、現在函館リーディングトップの横山武史騎手を配し万全。斤量も手頃な印象なので狙っていきたい。

○⑬サトノクロニクル

荒れる重賞ということで相手には穴っぽいところを狙ってみた。前走では初の洋芝挑戦である巴賞で3着と健闘。ゴール前では進路が狭くなる不利もあったが最後までよく伸びていた。戦績からも示す通り、道悪を苦にするタイプでもなさそうで、小回りコースでの重賞実績もまずまずなので、開催最終日の馬場は前走よりも条件が好転するだろう。

▲⑤マイネルウィルトス

前走の目黒記念2着、昨年秋のアルゼンチン共和国杯2着と実績はメンバー中でも上位。昨年4月の新潟で行われた福島民報杯では不良馬場で大楽勝のパフォーマンスも見せているので、今週の雨の影響も問題なさそう。ただ、昨年のこのレースが8着と案外で、良績がここのところ大箱の競馬場ばかりなので、もしかしたら函館が合わない可能性も。とはいえ、昨年は中間の調整でトラブルがあり状態面が今ひとつだったこともあるので、ここではあっさり…ということもなんら不思議ではない。

その他、休み明けが不安なものの、大阪杯6着の⑧スカーフェイス。実績最上位ながらも相手ながらにしか走らないところから今回はブリンカーを着用するトップハンデ57.5kgの⑫サンレイポケット。最後に、昨年の2着馬で昨年よりも1kgハンデが軽い54kgで出走できる大穴④アイスバブル。これら6頭を組み合わせて馬券を構成していきたい。

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