G3 阪急杯の買い目予想
今回の予想は2月28日に阪神競馬場で開催となるG3阪急杯となります。
1400メートルの芝戦となるこの阪急杯は高松宮記念の前哨戦という位置付けとなっており、勝った馬にはそのG1高松宮記念の優先出走権が与えられる事になります。
例年としては12月の阪神カップに出走した馬が活躍する傾向にあるようですが、実はG2阪神カップの勝ち馬がこの阪急杯でも勝利したという事は無いというのが注意ポイントとなります。これは単純にG2で勝った事で斤量が増えるからだとも言われています。
阪急杯はとにかく「荒れやすい」レースであるという印象が強く、2019年なども荒れましたが2017年には3連単で2,483,180円ととんでもない決着となっています。しかし、実際に平均を見てみるとそこまで大荒れになるレースはむしろ少数で、勝率的には4番人気までの馬が勝っている事がほとんどのようです。
脚質で見た場合はどの脚質が取り立てて強いという事も無く、展開次第となります。近年は逃げ馬の活躍が目立ちますので逃げが有利な印象があるかもしれませんが、そこをあまり重視しすぎるのはあまり良くないかもしれません。
枠順に関しては明確な傾向があるようで、特に1枠2枠に関しては勝率、連対率、複勝率で見てもいずれも高い数値となっており、内枠が有利と言い切っても良いようです。反対に外枠に関してはあまり奮わず、勝った例でも単純に人気の高い馬だったという事で積極的に狙う理由は無さそうです。
血統的にはダイワメジャー産駒とディープインパクト産駒の活躍が際立っているようです。近年は単純にこれらの産駒が未出走だったり、大敗したりしていますが昨年2020年は6番人気だったディープ産駒のベストアクターが勝利しています。
前走の着順で見てみるとここ10年ほどは2着以内に入った馬はほとんどが前走で好走しているパターンがほとんどという事ですので、前走で大敗した馬は人気を集めていても注意するべきかもしれません。
以上、様々な傾向などを参考に2021年の阪急杯の注目馬を紹介していきましょう。
G3 阪急杯の出走表
こちらがG3阪急杯2021の出走表となっています。
イン有利傾向の強い阪急杯ですが、今年は1枠2番にダノンファンタジーが入りました。先程の傾向の所でG2阪神カップの勝ち馬が阪急杯でも勝利した前例は無い、という事に触れましたが、まさにこのダノンファンタジーは阪神カップの勝ち馬となります。
となれば、好枠を引き人気も集めそうなダノンファンタジーは勝てないのか?と言われれば、今回に限っては元々G1ホースという点もありますので有利な条件の方が多いと言えそうです。
5枠10番にはインディチャンプが入りました。前述の傾向から考えると枠以外はかなりの好条件が揃っているため恐らく最も人気を集めるのはこの馬になるでしょう。
ちなみに、外国人騎手は今回の阪急杯には登場しません。
G3 阪急杯の予想
これらの傾向や実際の枠順、予想人気などを踏まえて今回のG3阪急杯の予想を考えて行きましょう。
◎ダノンファンタジー
今回本命に推すのはダノンファンタジーです。枠順も好枠を獲得した事、血統的にも活躍期待度の高いディープインパクト産駒である事は加点対象です。距離適性も問題なく、なんならこれまでの1400メートルでは負け無しです。
気になる点としてはG2阪神カップの勝ち馬はこの阪急杯で勝った事がない、という点ですが、これについても斤量アップが原因であると見れば全く問題は無いでしょう。とはいえ、このような傾向は「ジンクス」と化しており馬鹿に出来ない事も?
○インディチャンプ
対抗はインディチャンプです。実績で言えばダノンファンタジー以上です。血統的に見ればステイゴールド産駒も決して悪くありません。非常に高い実績があるにも関わらず斤量57キロでG3に出走出来るという点も加点対象です。
気になる点としては枠が中途半端な点と前走の阪神カップで断トツの1番人気に推されながらダノンファンタジーに敗れた点です。同じ馬場、同じ距離での再戦ですので二の舞となる可能性もあります。
△レシステンシア
続いてはレシステンシアです。血統的には傾向的に最も活躍しているダイワメジャー産駒で前走のマイルチャンピオンシップまではオール3連対と実績は十分。枠も4枠8番と悪くありません。
気になる点としては前走で逃げた馬という点です。実は前走で逃げた馬が連対した事が無いというデータがあります。ただ、前走は休養明けだった事に加えてそもそも逃げ一辺倒の馬ではありませんので、大きな減点対象にはならないでしょう。
▲カツジ
続いてはカツジです。ディープインパクト産駒で内枠の2枠3番、1400ではG2スワンSで11番人気からの勝利で波乱に貢献という実績もあります。昨年のマイルCSこそ大敗していますが、なにげにG2を2勝している実績馬でもあります。
気になる点としては騎手が今回初コンビとなる武豊騎手になるという事です。もちろん武豊騎手の手腕に疑いはありませんが、何かちょっと合わないのではないか?という気もしないではありません。
×ミッキーブリランテ
穴としてはミッキーブリランテを推します。血統的にはディープインパクトの孫にあたります。昨年後半は大敗も多かったのですが年明けの始動戦となった前走ニューイヤーSでは勝利しています。
枠も内枠寄りと悪くない位置で追い切りでもなかなかの仕上がりとなっているという記事も出ており特大配当を狙うのならば買っておいてみると面白い1頭かもしれません。
G3 阪急杯の勝負買い目はこれだ
1着:2・10
2着:2・3・8・10
3着:1・2・3・6・8・10
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